防寒対策には重ね着が大切!ウェアの種類や選び方を紹介

屋外の現場作業や広い工場、倉庫などの現場では、防寒対策が必須です。しかし、防寒服を着用していても、寒さを感じてしまうこともあるでしょう。

防寒対策の重ね着では、効果を最大限に発揮するための適したアイテムや着用の順番があります。

そこで本記事では、防寒対策の種類や特徴、そして着用の順番や選び方について紹介します。ぜひ、防寒着を購入する際の参考にしてください。

防寒対策として効果的な重ね着の順番

寒さ対策において、適切な順序を守り重ね着をすることが重要なポイントです。

最初にベースウェアを着用し、その上にミドルウェアを重ね、最後にアウターウェアを着用します。

着用する順序を守らないと、効果的な寒さ対策ができません。保温性や動きやすさを確保するためには、正しい順序通りに着用しましょう。

体から発せられる熱は、服の内部に含まれる空気の層によって保温されます。そのため、寒さから身を守るためには、服の内部の空気の層を適切に保つことが大切です。

服の内部に空気の層が多く存在すれば、体からの熱が蓄積されて暖かさを感じることができます。

また中綿入りのジャケットが寒さ対策に優れている理由も、繊維と繊維に空間があり、空気の層を形成しやすいためです。

重ね着するウェアの種類と特徴

重ね着するウェアの種類は以下の3つがあります。

  • ベースウェア
  • ミドルウェア
  • アウターウェア

それでは、それぞれのウェアの種類と特徴について確認していきましょう。

▶関連記事:作業服における防寒着とは?種類や素材、選び方をまとめて解説!

ベースウェア

ベースウェアは、一般的にインナー(下着)となるものです。

インナーは、体温を保持しながら保温するために不可欠なアイテム。

一般的には、綿素材が多く使われていますが、高い保湿性を持つものや速乾性のある素材や汗を活用して発熱する技術を用いたものなど、さまざまな素材のものがあります。

インナーを重ねて着用すると血行が悪くなったり、着膨れしてしまったりする可能性があるため、1枚で十分に暖かい素材を選ぶことが重要です。

また、体に合うジャストサイズを選ぶことで、体から熱が逃げずに暖かさを持続することができるでしょう。

直接肌に触れるため、素材やサイズの選択は暖かさを確保する上で重要なポイントとなります。

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ミドルウェア

ミドルウェアは、ベースウェアーとアウターウェアーの間に着用するウェアです。

保湿性と保温性を兼ね備え、体から発せられる熱を外部に逃がさないようにする役割を果たします。

肝心なのは、適切な空気の層を形成し、温かい空気をしっかり保つことです。

ミドルウェアの存在により、ベースウェアから熱が外へ逃げるのを防ぎ、同時に外部からの冷たい空気をより効果的に遮断することができます。

アウターウェア

アウターウェアは、一番上に着用して、寒さや風、そして雨や雪から体を保護する役割があります。
多くのアウターウェアは防水性や防風性を備えています。さらに透湿性があり、汗をかいてもムレにくくする機能が付いているものも。

アウターウェアの種類はさまざまあり、軽やかなデザインからスキーウェアのようなタイプや、作業着として設計されたものもあります。活動のしやすさや、寒さの度合いに合わせて選ぶことが大切です。

重ね着するウェアの選び方

ミドルウェアは、ベースウェアーとアウターウェアーの間に着用するウェアです。

保湿性と保温性を兼ね備え、体から発せられる熱を外部に逃がさないようにする役割を果たします。

肝心なのは、適切な空気の層を形成し、温かい空気をしっかり保つことです。

ミドルウェアの存在により、ベースウェアから熱が外へ逃げるのを防ぎ、同時に外部からの冷たい空気をより効果的に遮断することができます。

ベースウェアの選び方

一般的にインナーといえば吸水性のある綿素材が選ばれがちですが、実は綿素材は速乾性ではないため、汗が乾きにくく冷えの原因になることがあります。

そのため、吸汗性と速乾性の高いポリエステルやアクリル素材、発熱素材を使用したベースウェアを選ぶと保温が保てる でしょう。

また、ウール素材には保温性と吸湿効果が備わっています。化学繊維が不向きな方には、綿と組み合わせてウール素材を選ぶことで機能面にも対応可能です。

なお、正確なサイズのインナーを選ぶことで、体からの熱が逃げずに暖かさを維持できます。逆に、大きいサイズでブカブカしたものを選ぶと、熱が逃げてベースウェアとしての効果が損なわれる可能性があるため、サイズ選びにも注意が必要です。

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ミドルウェアの選び方

ミドルウェアで保温効果を最大限に引き出すために重要なポイントは、適切な空気の層を形成することです。

ふわっとした素材のフリースや、高い保温効果を持つ素材のダウン素材を選ぶと良いでしょう。さまざまなタイプのミドルウェアがあるので、居住地の気温や使用目的に合わせて選んでください。

しかしピッタリしたサイズだと通気性が悪くなり、蒸れる可能性があります。そのため、ゆとりを持ったミドルウェアを選ぶことがおすすめです。

アウターウェアの選び方

アウターウェア選びの重要な点は、防水性と防風性です。

雨がしみ込まない素材で、風が吹いても寒さを遮るものを選んでください。選ぶ際には、「防寒」「防水」「防風」といった表示を参考にすると良いでしょう。

中綿入りやダウン入りなどのアイテムもあるので、気温や目的に合わせて選ぶことが重要です。

なお、中綿やダウンが使用されていない場合、防湿機能が付いているものであれば蒸れないためおすすめです。

また、ミドルウェアと同様に、空気の層を保持できる余裕がある方が暖かさをキープできるため、少し大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。

より防寒を強化したい場合は、上下が一体化した「つなぎタイプ」もあります。

使用目的に応じて、アウターウェアを選びましょう。

▶関連記事:作業用つなぎの選び方と汚れが目立つときに試したい洗い方

重ね着以外の防寒対策

前述で上半身の防寒対策を解説しましたが、重ね着以外の防寒対策は以下の通りです。

  • ニット帽
  • ネックウォーマー
  • 手袋
  • 防寒ズボン
  • 靴下

それでは、それぞれの防寒対策について見ていきましょう。

ニット帽

頭が寒い場合には、耳まで隠れるニット帽を着用すると良いでしょう。

なお、ウインタースポーツ用のウェアなどに使用されているシンサレート(Thinsulate™)という素材を裏地に使用しているニット帽は、断熱性や保湿性が優れているため、より暖かさを体感できるためおすすめです。

公式サイト:3M™ シンサレート™

ネックウォーマー

ネックウォーマーも寒さ対策に役立つアイテムのひとつです。首元を暖めると、服を1枚重ね着したくらいの暖かさを感じます。

フリース素材やニット素材などさまざまな素材のものがあります。

手袋

屋外活動や寒冷地の作業に欠かせない手袋。防水性・防寒性に優れたものや薄手で指先が動かしやすいもの、そして通気性重視となっているものまでさまざまな手袋があります。ニーズに合ったタイプの手袋を選びましょう。

防寒ズボン

寒い冬の屋外活動や寒冷地の作業に、役立つのが防寒ズボンです。防寒ズボンは、内側に特別な加工が施されているものが多く、裏起毛や発熱繊維などが使われています。

また、中綿が入っているダウンズボンも多く、高い保温性があります。また、撥水や防水の加工が施されているかどうかも確認してください。急な雨や雪に対応できるため安心です。

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靴下

寒さ対策には、靴下も見逃せないポイントです。近年では、保熱や保温効果のある暖かい靴下や、身体から発生する水分を吸収して発熱し、発熱した空気を繊維に取り込んで保湿する吸湿発熱素材の靴下まで色々な種類があります。

防寒対策には着用の順番が重要

今回は防寒対策の種類や特徴、そして着用の順番や選び方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

防寒対策には、ベースウェアからミドルウェア、そしてアウターウェアの順番で着用します。効果的な防寒性を保つためにも、必ず着用の順番は守りましょう。

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