空調服は洗えるの?洗い方やお手入れのポイントを徹底解説!

空調服の購入について検討している方も中には、汚れた時のことを心配している方もいるでしょう。
「すぐに汚れて使い物にならなくなったら困る」と感じていると、なかなか購入に踏み切れません。

ですが、空調服は洗濯が可能です。ただ、通常の衣類と同じように洗ってしまうと故障してしまう恐れがあります。

そこで、空調服の洗い方について知りたい方のため、故障を避けてしっかりと汚れを落とすための洗い方について紹介します。

この記事を読むことによってどのようなステップで洗えば良いのか、洗濯で故障させてしまうのを防ぐには何に注意すれば良いのかがわかるので、参考にしてみてください。

空調服(ファン付き作業着)とは

空調服とは、充電式のバッテリーで動く小型のファンがついている作業着のことをいいます。

服の内側に風を送ることが可能で、以下のような役割を持っています。

▶関連記事:空調服とは?着用するメリット・デメリットについて徹底解説!

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役割①夏場の熱中症対策

夏場、暑い環境で作業するときに心配なのが熱中症です。空調服を着ることによって熱中症対策になります。

空調服は汗が蒸発する際に周りの熱を吸収する「気化熱」を利用し、身体を冷やす作業着です。

熱中症が重症化した場合には命の危険性もあるため、万が一のことを考えて対策をとっておきたい場合も空調服が活躍します。

役割②作業員の業務効率向上

暑さに悩まされることなく快適に動けるようになれば、作業効率の向上にもつながります。

暑さで体力が削られて頻繁に休憩を取っていたような場合も、空調服によって長時間活動できるようになるはずです。

▶関連記事:空調服の種類は?素材や選び方のポイントも紹介

空調服の洗い方

汚れた空調服は洗濯してキレイにしましょう。洗い方について、3つステップを紹介します。

ステップ①空調服からファンやバッテリーを外す

空調服にはファンとバッテリーがついているため、これらを取り外してから洗わなければなりません。

取り外すことなくまとめて洗濯機で洗ってしまった場合、故障して使えなくなるので注意しましょう。

まず、バッテリーの電源をオフにした状態でケーブルを外します。

続いて、ファンの周りについているリング状のストッパーを外しましょう。

すると、ファンが外れるようになるので、外側から取り外します。

忘れずバッテリーも取り外しておきます。

ステップ②空調服を洗濯する

空調服はその他衣類と同様に洗えます。汚れたらこまめに洗いましょう。

洗濯する際、漂白剤の使用は控えます。

【全素材共通】洗濯表示の確認は必ず行う

空調服の洗濯で失敗を避けるために欠かせないのが、洗濯表示の確認です。
服のタグには洗濯ラベルがついています。

新JISの基本記号

引用:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(https://www.zenkuren.or.jp/user/aundrysymbol

ここにはどのような洗濯をすべきか、何ができないのかが書かれているので、洗濯ラベルにしたがって選択しましょう。

洗濯ラベルには洗濯の強弱のほか、洗うべき温度などが細かく表示されています。

ステップ③ファンユニットの清掃をする

ファンユニットにも汚れがたまりやすいため、丁寧に清掃します。

拭いて落ちる程度の汚れであれば、綿棒やウェットティッシュで拭き取りましょう。

頑固な汚れを落とす際には中性洗剤を使うのも効果的です。

また、拭き取って汚れを落とすのが面倒な場合は、水洗いに対応しているファンユニットがついた空調服をおすすめします。

または、ファンに汚れがつくのを抑える効果があるフィルターを使うのも効果的です。

別途費用がかかることになりますが、ホコリや粉じんが舞う環境で使用する場合はフィルターを使うことによってファンの故障を防ぐことにもつながります。

空調服を洗濯する際の注意点

空調服を洗濯するうえで注意しておきたいポイントがあります。以下の2点を確認しておいてください。

注意点① 油汚れや泥汚れは落としてから洗濯機に入れる

空調服に作業用機械の油や泥汚れなどがついてしまった場合、落としてから洗濯します。

そのまま大きな汚れを落とさず洗濯してしまった場合、他の衣類に汚れがついてしまう可能性があるため、注意が必要です。

注意点② 電源を入れるのはしっかりと乾いてから

ファンの電源を入れる前に、空調服全体がよく乾いているか確認してください。

生乾きの状態で電源を入れて使用してしまった場合、故障してしまう恐れがあります。

【素材別】空調服の洗い方のポイント

空調服はどのような素材で作られているのかによって洗い方のポイントが変わります。

素材別に注意しておきたい洗い方について紹介します。

素材① 綿100%

綿100%の空調服は変色や退色が起こりやすいため、色移りして欲しくない衣類とは一緒に洗わないようにしましょう。

また、シワになりやすい素材なので、洗濯が終わったらしっかり伸ばしてから干すのがポイントです。

また、綿100%は手触りが良い特徴を持ちますが、洗濯すると縮みやすい素材です。

そのため綿100%の空調服を購入する場合は、数%程度縮むことを前提に1サイズ大きめのものを選択すると良いでしょう。

どの程度縮むかについては選択する製品によって異なる可能性も考えられます。

口コミ情報などが寄せられている製品であれば、他の方の口コミも参考にしてみてください。

素材② ポリエステル100%

ポリエステル100%は、縮みにくく、色落ちもほぼ心配ありません。

ただ、高温に弱い特徴を持ちます。

乾かすために高温の乾燥機に入れると溶けてしまう恐れがあるため、乾燥機を使う場合は30℃前後の温度に設定してください。

素材③ 綿×ポリエステルの混紡

綿×ポリエステルの混紡の空調服を洗う前に、どちらの素材が多く使われているか確認しておく必要があります。

多く使われている素材の特徴に合わせて洗いましょう。

綿の方が多い場合は色移りの可能性があるため、他の衣類と一緒に洗う際には注意が必要です。

ポリエステルの方が多い場合は熱に弱いため乾燥機の温度に注意しましょう。

素材④ チタン

空調服の中には、チタン加工がされているものがあります。

チタン加工がされている空調服を洗濯機で洗うと少しずつコーティングが剥がれてしまうので、丁寧な洗濯が必要です。

空調服のファスナーをしっかり閉じ、できれば洗濯ネットに入れて洗いましょう

また、浸け置きや漂白剤、蛍光増白剤配合の洗剤もNGです。

それから、家庭用のアイロンは使わないようにします。しわがひどいなど、何らかの理由で家庭用アイロンを使用する場合は、当て布をし、低温設定で様子を見ながらアイロンをかけましょう。

【汚れ種類別】適切な空調服の洗い方

汚れの種類に合わせて洗濯することにより、効果的に汚れを落とすことが可能です。代表的な汚れの種類と洗い方のポイントについて解説します。

汚れ①水溶性

水溶性の汚れとは、汗や醤油のほか、コーヒー、ジュースなどのシミが代表的です。油分がほぼ無く、水分が多い液状のものは水溶性の汚れに分類されます。牛乳については乳脂肪分が多いことから混合性の汚れです。

水に溶ける特徴を持っています。汗の汚れについては、通常取り洗濯して問題ありません。何かこぼして水溶性のシミがついてしまった場合は、乾いた布やティッシュなどを使い、つまむように成分を取り除きましょう。

汚れが付着してから時間が経つほど落ちにくくなるので、できるだけ早くシミ抜きや洗濯をすることが重要です。

乱暴にシミ抜きすると繊維を傷付けてしまう可能性があるため、注意しましょう。

汚れ②油溶性

油溶性の汚れとは、身体の油分である皮脂や食用油、化粧品、機械油、などが代表的です。

他にも、ラーメンのスープや脂が使われているドレッシングの汚れなども油溶性に分類されます。

油溶性の汚れは水に溶けない特徴を持っていることから、ただ水で流すだけでは落とせません。

油には溶けるので、アルカリ性の洗剤を使って洗濯をして落としましょう。

40度以上で液体になるので、バケツにお湯を入れてからアルカリ性の洗剤を入れ、しばらく浸けおきしてから40度程度のお湯を溜めた洗濯機で洗うと汚れが落ちやすいです。

汚れ③不溶性

不溶性とは、水と油のどちらでも落としにくい汚れで、土や泥が代表的です。

汚れがついたまま洗濯機で洗うと、汚れが繊維の奥に潜り込んでしまう恐れがあります。

土や泥をしっかり乾燥させ、ブラシなどで落としてから洗濯用石鹸で汚れを揉み洗いしましょう。

その後、洗濯機で洗います。

泥汚れの中には、鉄分を含んでいるものがあるのですが、こういった汚れに対しては還元性漂白剤が効果的です。

正しい洗い方をよく確認

空調服の洗い方についてご紹介しました。汚れてしまったときにどうすれば良いかがご理解いただけたのではないでしょうか。

汚れの種類に合わせて洗い方を変えると、さらに効果的に汚れが落とせます。

当サイトではいろいろな種類の空調服を取り扱っているので、ぜひ気になる1着を探してみてください。

今回ご紹介したように素材によっても特徴や洗うときのポイントが異なるため、空調服に使われている素材をチェックした上で購入を検討してみることをおすすめします。

スズキ繊維が運営する制服専科は、創業50年の確かな実績を持ち、デニム素材の作業着や防寒着を1着から販売しています。
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